知られていないカーポートの施工基準

カーポートを設置するのに、実は一般には知られていないメーカーの施工基準があることをご存知でしょうか?

ソトハンでは、メーカーの施工基準、地域ごとの一般的な施工基準などを現地調査の際に説明しております。ご希望の施工基準にて工事を行いますので、詳しくは現地調査時の担当者までご確認ください。

柱基礎サイズ

カーポートの柱基礎穴寸法については、各メーカーより商品種、商品サイズ、設置場所ごとに大きさの指定があります。

普通に考えれば、メーカー指定の数値があるのだから、工事の際に工務店から基礎サイズの説明がなくても、当然メーカー指定サイズが守られているとお思いではないでしょうか?

ですが、実際は殆どの場合違います。試しに街に溢れているカーポートの柱基礎部分を見てみてください。

駐車場の舗装前に建てられたカーポートについては、仕上がり状況から判断できませんが、舗装後に建てられたカーポートであれば、柱基礎部分にあるコンクリートの切り目が分かるはずです。

そしてこの切り目の寸法がメーカー基礎穴寸法であることはほぼありません。

なぜこのような事になるのかと言うと、メーカー基礎穴寸法は、商品のスペック性能を確実に発揮するために定められた寸法ではありますが、このサイズはかなり大きく、駐車場のデザインを損なったり、希望の位置に設置すること自体ができなくなったりします。

その為、各工事業者それぞれの知識と経験に基づいて、独自の基準を儲けているのです。

ただ、現状ですとこの説明が行われることなくカーポートが建てられているのが実情です。

サイズを守らないことが違法ということに直結するわけではありませんが、問題はお客さま自身がこの内容を知っているかどうかだとソトハンは考えます。

カーポート柱基礎_柱基礎穴

偏芯基礎

柱基礎サイズに関連する事として、偏芯基礎という問題があります。

これは、基礎穴に対して柱の中心がズレた位置に来る場合です。

カーポートの設置位置は、なるべく広く駐車場スペースを確保するために、敷地の端になる事が多いのですが、よくあるのが、境界ブロックの塀にピッタリくっつけてくれというご要望です。

メーカー指定の施工方法だと、塀にくっつけることはできません。

偏芯基礎部材というオプション品を使用して、なるべく寄せるという方法になります。

ですが、これも大きな基礎が必要になる事や偏芯基礎部材自体が高額であるために、見送られることが多い施工方法です。

これについての問題も、こういった工事を行う内容をお客さまが知っているかどうかになります。

ソトハンでは、カーポートを設置する際に、柱基礎サイズや設置位置、偏芯基礎部材を使用するか否かをお客さまとご相談の上決定しております。

カーポート柱基礎_偏芯基礎

勾配のある場所への設置

駐車場の多くは完全な平面ではなく、若干の勾配がつけられています。

これは、雨や雪が降った際に水が地面に溜まらないようにする為です。

カーポートを設置する際、柱に傾きなどがなく垂直に取り付ける必要があり、勾配に合わせて柱の長さを調整して設置します。この時、勾配のきつい方の柱は、必然的にもう一方の柱より短くなります。

この場合、地表から屋根面までの高さ(有効高)も低くなるので、お車を駐車場に停める際に、お車が屋根面に接触しないよう注意が必要です。

現在、お乗りのお車が接触せずに駐車できる場合でも、今後、お車を乗り換えた際に、屋根と接触して駐車できないという事がないよう、多くのカーポートには通常の柱より長い「ロング柱」や、「ハイロング柱」などもお選び頂けるようになっておりますので、お悩みの際はお気軽にお問い合わせください。

尚、設置場所の状態によっては、ご希望のカーポートがお取り付けできない場合もございます。ソトハンではそのような場合も丁寧にご説明させて頂く事で、お客様が長く安心してご利用頂けるようなご提案をさせて頂きます。

カーポート柱基礎_勾配

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