玄関に虫がわいて困る!対策と虫のわかない玄関とは?
玄関の近くに大量の羽虫がわき、ドアを開けると室内に入ってくる経験をした人は多いのではないでしょうか。
住んでる地域によっては、1年中虫害に悩まされる場合もあります。
全ての虫を寄せ付けなくすることは難しいですが、原因を知り、対策を行うことで快適な生活を目指しましょう。
1.玄関に虫がわく原因は?
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虫の種類によって発生する原因は違いますが、植物に虫がつく、水溜まりや生ごみから虫がわくと聞いたことあるかと思います。
原因を排除するために、まずは玄関や庭にわきやすい代表的な虫をリストアップしていきます。
・ユスリカ
ゴマ粒程のサイズの羽虫がたくさん集まっている姿が見られ、1年中発生します。
水たまりや湖、下水溝、川などので水辺で産卵をし、光に寄る性質があるため、街頭や家の明かりに集まります。
・コバエ
温かい時期に発生しやすく、腐った植物や、湿気が多く薄暗い場所を好みます。
・チョウバエ
ハート形の羽が特徴で、1年中発生します。
汚れがたまり、湿気が多く薄暗い場所を好みます。
・タカラダニ
真っ赤な体が特徴で、温かい時期に発生します。
日当たりがよく乾いた石の上や、植物の周囲でよく見られます。
苔を餌としたり、水を苦手とします。
記載した種類以外にもたくさんの虫はいますが
・植物や苔が生えている
・高温多湿で風通しが風通しが悪い
・日当たりが悪く薄暗い
・枯葉やゴミがたまっている
といったことが原因になりやすいでしょう。
2.虫の発生を抑える対策
湖や川が近くにあるなど、どうしても変えられない環境を除くと、先ほど挙げたことに注意をすれば虫の発生をぐんと抑えることができます。
では、具体的にどのような対策をしていけばいいでしょうか。
・水はけをよくする
玄関周りの床材を水はけのいいタイルなどにする。
庭にタイルを用いるメリットとデメリットを説明した記事も合わせてごらんください。
お庭をオシャレにするタイル!メリットとデメリットを簡単解説
・日当たりをよくする
屋根やシンボルツリーによる日陰を減らす。
南向きに玄関や庭を配置することで、玄関が日にあたる時間を増やす。
・風通しをよくする
家の囲い、ベランダやバルコニーの壁を格子にするなどの風通しの良いエクステリアにする。
植物を植える場合は、風の通る間隔を維持する。
・雑草や落ち葉を取り除く
雑草が生えたらこまめに除草する。
雑草が生えにくい床材にする。
エアコンの室外機や雨どいやバルコニー、外構にある排水溝などに溜まる枯葉や泥をとる。
育てている植物が枯れたり、落ち葉が出てきたらこまめに取り除く。
苔を取り除く。
苔が生えやすいコンクリートの亀裂を補修する。
・不要な水や土を設置しない
水をためる瓶などの設置に注意する。
庭で水棲生物を買う場合は、水交換や苔の掃除を行う。
植物の栽培を行う場合は、玄関わきにプランター設置ではなく、庭に植える。
・ハーブを栽培する
・ハーブ類のアロマを設置する
ハーブには虫が嫌う成分(メントール、シオネール、シトラール)が含まれる物もあるため、ラベンダーやミントなどを栽培する。
インテリアとして、乾燥ハーブやアロマを設置する。
料理やお茶にも利用でき手育てやすいハーブ類は、ペパーミント、バジル、レモングラスがある。
・ガーデニング植物に防虫スプレーをする
育てる植物にアブラムシや蝶など、色々な虫が集まるため、植物用の防虫スプレーをする。
・ 電撃殺虫器(殺虫灯)を設置する
灯りに寄ってきた虫が電撃殺虫器(殺虫灯)に近づくと、電気ショックにより殺虫される。
虫よけのスプレー等もありますが、根本的な解決にはならないことと、換気やマスクをする等の使用方法の注意と、ペットを飼ってる人は使用できるか確認する必要があるため使用上の注意が必要です。
3.発生した虫を家に入れない対策
発生を抑える努力を行っていても、1匹もわかない状況にすることは難しいです。
そのため、発生を抑える対策と併せて、発生した虫を部屋に入れない対策も行うとより快適な生活を送れるでしょう。
・家の外の灯りから紫外線を減らす
光に集まる虫は紫外線に引き寄せられます。
防虫ランプといった紫外線を放出しない灯りに取替えたり、既存の灯りに紫外線をカットするカバーをかけるといいでしょう。
家の外に虫を集めないことで、家の中への侵入も減らせます。
・玄関や窓ガラスに、紫外線カットフィルムを貼る
・遮光カーテンをする
小さな虫は窓を閉めていても入ってきます。
家の中の紫外線を外に漏らさないことで、侵入経路になる窓に虫を寄せ付けないようにします。
・網戸の目を細かくする
窓からの侵入を物理的に阻害します。
・虫よけプレートの設置や、防虫スプレーをする
使用期限や風向きにより効果が異なるので、説明書をよく読み使用しましょう。
・窓の開け方に注意する
窓を開ける際、網戸と外側の窓の端が必ず重なるようにすることで、侵入経路を減らす。
4.まとめ
虫の種類により、発生を抑える方法は異なってきますが、雑草の除去等、家の周りを清潔に保つことである程度の発生を抑えることができます。
それでもやはり、日当たりや風通しは大きな要因となってくるため、エクステリアから見直してみるのもいいかもしれません。
家の外観を損なうことなく、発生を抑える対策はできます。
床材や柵などの材質やデザインも豊富なので、好みにあった外観を諦める必要もありません。
家の立地や方角、風向きを確認し、太陽光や風を取り入れ、気持ちい庭と虫の発生を抑える両立を目指してみましょう。