庭の目隠しで快適な生活へ!エクステリアの基本「フェンス」について|プライバシー性を高めデザイン性にも優れた豊富なタイプが充実
外部からの視線を遮るプライバシーを保護できる効果もあり、隣の家や道路などと、敷地の境界線としての効果も備えたエクステリアの基本とも言えるのが「フェンス」です。
以前、フェンスの防犯性について別の記事で触れました。今回は、そんなフェンスの基本的な役割と種類をご紹介します。以前の記事はこちらをご覧ください。
1.素敵な庭とは
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想像する素敵な庭は、住む人によって千差万別になってきます。
例えば、「緑が沢山あること」「BBQができること」「子供やペットが走り回れること」「人目を気にせずくつろげること」などがあります。みんなにこだわりの庭を見てもらいたい。そのような場合には「目隠しフェンス」は不要で、植栽など綺麗に飾り付けたり開放的な空間を演出する事で素敵な庭になるでしょう。
しかし、プライベートな空間としての庭がほしい場合は、目隠しフェンスを設置した上で、花壇や芝、ウッドデッキなど好みの空間にカスタマイズすると、より落ち着いてくつろいだり、楽しむことができるようになるでしょう。洋風や和風、流行りの和モダンスタイルなど、好みやライフスタイルに合わせてこだわりの庭を作る事は楽しく、嬉しい悩みになると思います。
2.安心できる生活のために必要なことは?
安心できる生活の条件として、掲げるものは人それぞれになりますが、よくあげられるものは、防犯面がしっかりしている、他人に干渉されないプライベート空間が持てる、くつろげる空間がある、バリアフリーである等です。そんな快適な空間作りに邪魔にならないようなフェンスを設置すれば、防犯レベルも上がり、プライベートでくつろげる空間を外にも確保することができます。
3.オシャレな目隠し要素としても最適なフェンス選び
目隠し要素として役立つフェンスにも最近では様々な種類が各メーカーから発売されています。
目隠しという役割を重要視する際の判断材料となるフェンスの「隙間」次第では、ほとんど庭を見えないような構造にできたり、風通しや日当たりがよい構造にすることもできます。庭を完全に隠す事ができる隙間の少ないフェンスの場合でも、最近では圧迫感が少なくデザイン性にも優れたフェンスが多くなっています。もちろん、隙間が大きいフェンスも、外からの視界を最小限に遮る工夫がされたデザイン性も高い物が増えてきています。次に、そんな一般的なフェンスの種類をいくつか紹介します。
・アルミ製フェンス
アルミフェンスは現在、一般住宅のフェンスとして主流になりつつあります。デザインも豊富で価格帯も比較的リーズナブルである点が特徴です。また、耐久性も高く軽量な点もポイントです。目隠し要素としてのフェンスの隙間も小さいものから大きなものまで、様々なバリエーションがあるので選択肢も多く、様々なスタイルの住宅にマッチするフェンスを選ぶ事が可能です。
・メッシュフェンス
公園や公共設備、集合住宅等の境界でよく見るスチール製のメッシュフェンスです。目隠しとしての効果は期待できませんが、開放感があり価格も安価です。流行りのインダストリアル調や一般住宅にも似合うデザイン性の高い商品も増えてきており、シンプルな雰囲気を好むユーザーに人気があります。
・ウッドフェンス(ウッド調フェンス)
家周りや庭にたくさんの植栽をしていたり、同じウッド系のエクステリアが多くあれば、統一感が生まれます。最近では、耐久性や軽量化を考慮して本物の天然木を使用したフェンスより、天然木と遜色ない木彫樹脂素材のフェンスが多くなっており、色味や形状も様々な種類が多くラインナップされています。
・アイアン調フェンス
直線的なデザインから、曲線的なデザインまで、さらに植物をかたどったデザイン等様々な種類があり、高級感のあるフェンスです。金属素材のしっかりとした作りでありながら、デザインや隙間の間隔次第では、抜け感も演出できます。レンガの花壇や外壁などを備えた洋風建築の家との親和性がとても高く、長年に渡り人気のフェンスです。
・パネルフェンス
アルミフェンスやウッドフェンスの枠内にガラス調の半透明パネルを嵌め込んだフェンスです。曇りガラスのようなポリカーボネート製などの半透明パネルを全面的にあしらうことで、広い面積を目隠ししつつも、柔らかな自然光を取り入れることができます。家の周りすべてに設置すると、風通しが悪く、隔離的になってしまうため、どうしても見られたくないワンポイントに利用するのがオススメです。
・植物で作るフェンス、生垣
隙間の大きい空いフェンスに好みの植物を這わせ、グリーンカーテンのようなフェンスを作ることができます。ガーデニングをすることが好きで、プライベート空間は欲しいけど、育てた植物を見てもらいたい場合や、自然感あふれるフェンスにしたい場合にピッタリです。生垣含め、日々の手入れが必要になってきますが、オリジナリティあふれる四季折々で違った表情を演出する華やかな印象を得られます。
・竹垣フェンス
純和風の日本家屋などにピッタリのデザインです。竹独特の風合いと、落ち着きのある印象が得られます。不規則な隙間から入る緩やかな自然光や適度な風通しが心地よく日本古来のフェンスとして人気があります。最近では、竹調の人工素材を使用した耐久性が高く、手入れも簡単な商品もあります。
5.設置のポイント
フェンスを設置するときに、重要なポイントとして風通しや日当たりに注意する必要があります。
外から見えないようにと、隙間のない背の高いフェンスを家の周りにぐるりと設置してしまえば、日光が入らず、風通しも悪くなり、じめじめして暗いお家になってしまいます。
また、フェンスの内側の植栽や家庭菜園がある場合、植物に十分な日光や風が当たらず枯れたりする原因になるので注意が必要です。
隙間の少ないフェンスを設置する場合は、大きな窓のついているベランダ等、まずは一番目隠しをしたい場所に設置してみましょう。方角次第では、一部の設置でも風通しや日当たりも阻害してしまうため、隙間の多いフェンスで再検討してみるのもいいでしょう。
フェンスの高さについては約1.7m程度の高さにすれば、外の歩行者や車からの視線を十分に遮ることができます。
道路から容易に侵入することもできない高さになるので、防犯面と視線を気にする方は、1.7m前後を目安にご検討される事をオススメします。
庭全体の目隠しではなく、置いてある一部の物を隠したい場合や、遠くからの視線を遮りたい場合は、背の低いタイプの目隠しフェンスもあり、背が低いフェンスは、圧迫感が少なく、風通しと日当たりもよく開放感のある印象を得られます。
隙間の少ない板状のフェンスを設置する際は、強風に注意する必要もあります。
台風の被害が多い地域に住んでいる方やビル風などの強風の影響を受けやすい地域にお住まいの場合、フェンスが高面積で風を受けてしまうとフェンスが倒れたり破損する可能性があり、そのような地域にお住まいの場合は、風通しが良い隙間の多いタイプのフェンスを選んだり、しっかりと風留め処理を行いましょう。
6.まとめ
お住まいに合ったフェンスを設置することで、庭や家の印象を簡単に変えることができます。
しかし、やはりメリットとデメリットが存在するので、目的に合わせたフェンスを選ぶことが大事になります。また、他のエクステリア商品同様に、定期的に状態を確認し、長く安全にご使用頂くためにメンテナンスをして頂く必要もあります。安全面や機能面に考慮しつつ、お住まいのスタイルに合った好みのおしゃれなデザインを選ぶことで、お庭にでる事が毎日楽しくなるような、自分だけのプライベート空間を確保しつつ快適な生活を手に入れましょう。
SOTOHANではお客様のライフスタイルに最適なデザイン性、機能的にも優れたフェンスをご提案させて頂きますので、フェンスはもちろんの事、その他のエクステリア工事をご検討の際はSOTOHANまでお気軽にご相談ください。