柵のDIYに必要な知識とは?家の庭をオシャレな目隠し!
プライバシーの保護だけでなく、境界線を示す意味でも柵(フェンス)が庭に欲しいと思うこともあるでしょう。
しかし、このような疑問はありませんか?
「業者に頼むと高い?」
「自分でできるの?」
そこで今回は、DIYで柵を作る方法や費用などについて詳しくみていきましょう。
1.庭にオシャレな柵で目隠しを
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庭にオシャレな柵を作ることで、住宅の雰囲気を変えることができます。
例えば、木造の家などであれば、木の柵を設置することによって統一感が出るといえるでしょう。
また、どういった柵を設置するかによって、感性をアピールすることもできます。
そのため、人から見られることを前提にデザインを考えなければなりません。
そして、庭に柵を作る最も大きな理由は、プライバシーの保護に役立つことです。
住宅内にカーテンがあったとしても柵がないことによってプライバシーが近隣住民に把握される可能性もあります。
加えて、境界線を示すため、防犯にも役立ちます。
その家の住人であれば、柵を乗り越えて住宅内に入ることはほぼありません。
このような様々な理由から作ることをお薦めする柵ですが、目隠しと防犯、デザイン性を兼ね揃えたものがベストだといえるでしょう。
2.自分で作れてオシャレな柵ってどんなの?
オシャレな柵に使用するものとして、ブロックと木製が主に考えられます。
どちらも、様々な方法で目隠しとオシャレを実現することが可能であるため、ニーズにあったものを選択していきましょう。
・ブロック塀
コンクリートブロックを積み上げた塀は、ブロック塀と呼ばれます。
そして、コンクリートブロックの中には、化粧ブロックと呼ばれる様々な加工が施されたブロックがあります。
機能性は大きく変わらないものの、デザイン性が異なり、単純に重ねただけであっても、人に与える印象が全く異なります。
例えば、コンクリート打ち放し風のブロックや縦のラインが入っているブロックなど組み合わせて使用することでオシャレな演出が可能です。
・木製の柵
木材を使った柵は、コンクリートブロック以上に種類があります。
例えば、以下のものは全て木材を使用して作成する柵です。
・ウッドフェンス
・竹垣
・すだれ
この中でも、ウッドフェンスには多くのバリエーションがあります。
例えば、支柱に対して横に板を貼り付けたものや縦の木材を一定の間隔で配置したものなど、同様の効果を持っていても、見た目は大きく異なるといえるでしょう。
市販のすだれを使う方法もあります。
木の板で枠を作り、そのうえにすだれを重ねるというものです。
接着剤を用いるわけではないものの、頑丈で風情のあるオシャレな柵の1つです。
【写真AC】竹垣
3.柵を作るのに必要な道具は?
柵を作る場合、材料以外にも様々な工具が必要となります。
材料だけあっても必要なものがなければ柵を作ることができません。
また、柵の作り方は多岐にわたるものの、といったものが必要なのかについて詳しくみていきましょう。
・柵作りに必要な材料
柵作りには以下の材料が必要です。
・コンクリートブロック、化粧ブロック
・木材(竹、すだれ、支柱、板材)
・モルタル
・塗料
どのような柵を作るかによって、必要な材料は異なってきます。
特に、コンクリートを使用するのか、木材を使用するのかによって大きく必要な材料や数量が異なる点には注意が必要です。
加えて、DIYでフェンスを設置する場合、基礎を自分で作る必要があるため、ある程度計画性をもっても作成していきましょう。
・柵作りに必要な工具
柵作りに必要な道具についてみていきましょう。
・インパクトドライバー
・のこぎり
・スコップ
・モルタル用のバケツ
・水平器
・持ち運び用の一輪車の台車
使用する材料がどのようなものであっても、水平器は必要となります。
水平器は、DIYで作った柵の傾きを図るものです。
基礎の段階で傾きがあれば、完成時も傾いたままとなります。
特にモルタルを使用する場合は傾く可能性が高いため、必須の工具だといえます。
4.DIYするための費用と作業時間
ここでは、DIYに必要な費用と作業時間について解説していきます。
どのような柵を作るとしても、作業時間や費用を無視した計画は立てられません。
そのため、どの程度の料金が発生するのかを把握することは重要です。
・DIYに掛かる費用
ここでは、商品数の多いウッドフェンスの費用についてみていきましょう。
平均的なDIYの費用をみてみると、メートル単位で5,000円から20,000円前後が多いといえます。
費用が一定ではない理由は、基礎や材料の有無によって大きく変化するためです。
また、ソトハンでも取り扱いのあるF&F社製のマイティウッドシリーズで施工した場合の料金は2mの場合、高さ800mm(6枚張り 隙間10mm)で合計47,500円ほどです。
耐用年数は10年~となっています。
DIY・業者どちらに依頼する場合でも施工範囲によって、コストは大きく変動するため、気軽に見積りを取り、比較しながら検討しましょう。
・DIYに掛かる作業時間
DIYでの作業時間は、どのような手順で作成するのかが分かっていたとしても、ある程度時間を要することが予想されます。
例えば、2mほどの柵を2時間で作成できたとしましょう。10mでは単純計算してもその5倍の10時間は掛かると予想できます。
また、モルタルなどを使用して基礎から作る場合は、基礎を作ったうえで、柵を作成していく必要があるため、さらに時間を要します。
そのため、大規模な範囲の施工を行う場合は注意が必要です。
5.具体的な柵の作り方と耐久性
柵の作り方と耐久性についてみていきましょう。
ここでは、汎用性の高さから木材の柵について解説していきます。
・DIYしやすい柵の作り方
簡単なウッドフェンスの作り方は以下となります。
1.支柱の基礎となる束石を用意し、穴を掘る。
その穴の底部に対してモルタルを詰め、束石を固定する
2.束石に支柱を建て、隙間をモルタルで詰める
3.支柱に対して木の板を設置する
【写真AC】ウッドフェンス
支柱に対する木材の扱いは釘で打つ、差し込むといった選択肢があるものの、支柱にあらかじめ目印などをつけておくとよりスムーズに柵を建てられるでしょう。
・DIYで作った柵の一般的な耐久性
ウッドフェンスの場合、耐用年数はあまり長くはありません。
5年~10年が最長だといわれています。
これは、販売している材料の違いが大きく影響しています。
【写真AC】木材
例えば、樹脂製とソフトウッド・ハードウッドでは耐用年数が全く異なる点なども考慮しなければなりません。
6.まとめ
ウッドフェンスを作る場合、基礎から順に作っていく必要があります。
また、基礎の段階で曲がってしまった場合、完成する柵も曲がってしまうことになります。
加えて、費用に関しては DIY の方が安価に感じるものの、耐用年数を考えて施工しなければ、無駄になってしまうことも。
オシャレな柵を作りたいと思っても不安がある場合には最初から業者と相談し、見積もりをとったうえでDIYを実施するか決定したほうがいいでしょう。