門扉の鍵を交換・後付け!防犯意識の見直しで安心生活
皆さんは防犯に気を付けていますか?
門を設置しているだけで、安心してはいませんか?
玄関や門の防犯レベルについて一緒に見ていきましょう。
1.門扉に鍵がついているか確認
現在門扉がある家に住んでいる方は、門扉に鍵がついているか確認してみましょう。
普段から門扉を開けていたり、門扉を閉めていても玄関の鍵のみ閉める方は、門扉に鍵がついているか確認したことのない方もいるのではないでしょうか。
また、鍵付きの門扉がある方は壊れていないか確認してみましょう。
門扉は外に設置されているため、雨風や日光を防ぐことはできません。
そのため、錆などの劣化により壊れて鍵がかからなくなっている可能性があります。
もし、長期間使っていなければ、より劣化が進行しているかもしれません。
日常的に使用している方も、この機会にぜひ確認し、歪みや門扉との接続部分が取れかけていないかも確認してみましょう。
2.門扉に鍵は必要なのか
強風時に勝手に門扉が開閉してしまうのを防ぐ効果があります。
また防犯面で考えた場合、敷地内への侵入経路の一つを防ぐことができるため、大いに有効となります。
「玄関の鍵をつけているから大丈夫だろう。」と思っている方もいらっしゃると思います。
確かに、家の中への侵入は、窓と玄関をきちんと閉めて鍵をかけていれば防ぐことができます。
しかし、あくまで家の中への侵入に限った話となります。
庭やカーポート、ペットの小屋等には侵入できる状態となっているのです。
ベランダに洗濯物を干していたり、子供やペットが庭で遊んでいたり。
そんな状態でもある程度の安全性をあげられるのが、門扉への施錠や、敷地の境界線への目隠しフェンスの設置となってきます。
※目隠しフェンスについてはこちらの記事を参照ください。
長期的に不在になるときだけ門扉を閉じて鍵をかけると、明らかに不在だとわかってしまうことがあります。
日常的に施錠をしていることで、長期不在の時でも安心して出かけることができるようになるでしょう。
3.鍵の種類
安価で手軽に取り付ける場合、後付けの場合、門扉との一体型の場合に分けてみていきます。
安価で手軽に取り付ける場合
仕組みが単純になるため、防犯面での効果がとても高いとはいいがたいですが、門扉が勝手に開くのを防ぎつつ、最低限の防犯を行いたい場合に有効です。
・ワイヤーロック
自転車の二重ロックに使われるワイヤーロックを、門扉の柵の隙間を通して取り付けます。
ナンバーロック式と鍵の差し込み式があります。
ワイヤー部分にカバーが付いていれば、門扉を傷つける心配は少なくなりますが、門扉のデザインと統一性を持たせることが難しくなります。
・チェーン+南京錠
ワイヤーロックと同じように利用します。
チェーンが剥き出しになるので、錆や擦れで門扉を傷つける恐れがあります。
・スライドボルト(かんぬき)
門扉の内側に釘やネジで固定します。
内側に取り付けるため、浮きにくいデザインになります。
門扉の素材次第で取り付けられなかったり、柵の隙間から手を入れられる場合は外から開けられるため、注意が必要です。
自分で取り付けることもできますが、門扉に穴を開ける必要があります。
また、性質上内側からのみの施工になるため、外出時の施錠には向きません。
・掛け金+南京錠
門扉に釘やネジで固定します。
掛け金だけの場合は簡単に開いてしまうため、南京錠とセットがおすすめです。
南京錠をつけるため、外側にも取り付けることができますが、掛け金ごと外される可能性もあります。
後付けの場合
手軽に取り付けられる鍵以外で、後付けになるものをリストアップします。
元々鍵がつかない構造の門扉に穴を掘る場合もありますので、デザイン次第では業者に依頼した方がいいでしょう。
取り付ける位置がずれてしまうと、鍵がかからなくなったり、門扉が歪んでしまう可能性もあります。
・シリンダー錠
門扉のデザインに合わせた鍵をつけることが可能です。
門扉に穴を掘ったり、そのまま片面に取り付けるだけのものもあります。
ただし、門扉の形状や素材次第では取り付けられないデザインもあるので注意が必要です。
・鍵付きの取っ手に交換
現在の門扉についている取っ手を取り外し、シリンダー錠やナンバーロック付きの取っ手に交換します。
場合によっては、元々の取っ手用に開いている穴をそのまま利用できます。
・デジタルロック
鍵が不要なナンバーロック式になるので、鍵を紛失する心配はありません。
また、鍵を開け閉めする家族の人数が多い場合も、番号さえ知っていれば誰でも開けることができます。
他にもリモコン式の電子ロックなど種類はたくさんあります。
門扉との一体型の場合
既に門扉と鍵が一体型しているので、デザイン面と機能面が充実しています。
・電子ロック
カードキーやスマートフォンでの開閉が可能な鍵がついています。
商品によっては、玄関の鍵と連動して開閉するものもあるので、玄関と門扉どちらか一方の閉め忘れを防止できます。
電子ロックを利用するには、電気の配線を行う必要があることに注意が必要です。
・シリンダー錠
取っ手と一体型や、取っ手と別にシリンダー錠がついているタイプになります。
配線工事が不要なので比較的安価に取り付けられます。
この他にも、かんぬきや、後付けタイプで記載した形状の鍵が一体型になっているものもあるので、どのような使い方をしたいかで選ぶといいでしょう。
4.まとめ
門扉に鍵をつけることで防犯性が高まります。
しかし、鍵を取り付けただけでなく、日頃からメンテナンスや動作確認をし、きちんと窓や玄関の鍵を閉めるなどの他の対策を行うことが大切になってきます。
様々なデザインの鍵が存在しているので、門扉との統一感をはかることもできます。
門扉と鍵が一体型の商品を利用すると、取り付け時にサイズが合わなかったなどといった心配もないので、新たに鍵と一体型の門扉にしてみてはいかがでしょうか。