エクステリアとは|失敗しないエクステリア工事の為に知っておきたい基礎知識

  • 2020.08.29

エクステリアの基本知識を知ろう。

エクステリアの「定義」

エクステリアとはインテリアに対比する言葉として普及し、住まいの中で建築と建築内部のインテリアの範囲を除く、屋外の外部住空間を総称したものです。

具体的には、門や塀、駐車空間、アプローチ廻りなどの囲い周辺に当たる外構空間と、庭そのものに当たる庭空間を指します。

エクステリアという英語の言葉自体の本来の意味は、いわゆる[インテリア=内観]の反対語としての[エクステリア=外観]の事で、[外構+庭]という意味に一番近い英語は、[ランドスケープ(Landscape)=造園]という言葉になります。

したがって、この分野は従来から造園の領域として考えられ、住宅造園という言葉でも語られてきました。しかし、造園は「庭部分」だとする傾向や意識が強く、門や塀などの外構部分は造園とは呼ばないようにもなってきました。

戦後住宅が大量に建設され、快適な住環境を求める要望が高まり、建物や庭、外構を切り離して別々に考えなくては快適な住環境は実現しないことが周知され、建物を含めた外部住空間を構成する庭や外構を総合的に計画する必要性から、外構と庭を総合的に捉えた言葉として、日本語の「エクステリア」が生まれたと言えます。

エクステリアという言葉はすでに30数年前より使われており、敷地から建物を除く外部住空間に関わる土工事、コンクリート工事、ブロック工事、左官や煉瓦工事、植栽工事などが行われてきました。

豊かで快適な生活空間を実現する提案として、安心や安全のための防犯機能や個人の趣味趣向、近隣住人とのコミュニケーションの空間などが求められています。

エクステリアは、住人の要望に応え、関連分野の技術技能を織り込んで実現する必要があるのです。

つまり、エクステリアとは「敷地の中の建物を除いた外部住空間で、そこに住む人が豊かで、快適に暮らす空間環境を創造する」と定義されます。

エクステリアの「範囲」

エクステリアの範囲は、住人の敷地内、つまり建物から道路、隣地までの限られた範囲の私的空間と、敷地外、つまり敷地に接する道路から広がる範囲の公的(公共)空間に分けられます。

私的空間は建物に付随し、住人の生活に密接に関係するもので、外構や庭から建物に付随した工作物、例えば駐車、駐輪空間の屋根、物置、サンルーム、パーゴラ、デッキなども含まれます。

一方、公的(公共)空間は、人々が集い、移動に使用する経路空間であり、例えば道、公園、緑地、商業施設といった広がりを持つもので、街並みや家並みに繋がり、大規模な企画によって造成、整備される場合が多くあります。

まとめ

例えば、新築物件を建てる上で「エクステリア」「外構工事」ってどこまでの範囲なのかわからない方が多くいらっしゃると思います。建物の事ばかりを意識しすぎて、エクステリアの事はあまり意識せず、ハウスメーカーから提案されたエクステリア工事でなんとなく決定してしまい、後で後悔したなんて方も多くいるのではないでしょうか?

念願の素敵なマイホームであれば、常に人の目に付く素敵なお庭やエクステリアも重要なポイントであると「SOTOHAN」は考えます。

エクステリアや外構工事を専門業者に依頼する際に、スムーズに要望をお伝えできるように是非ともこの記事を一度読んで頂き、後悔しない理想のエクステリア工事を実現するきっかけになればと願っております。

 

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